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【AtCoder】超初心者のためのAtCoder Beginner Contest 242B問題の解説【C言語】【ABC242】

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こんにちは、情報系大学生のハル(Blog_IT_haru)です。

今回は、C言語でのAtCoder Beginner Contest 242(ABC242)に参加したので、自分の復習を兼ねてまとめていきたいと思います。

なお、私は灰色coderで、まださほど参加したことがありません。

超初心者ですので、備忘録的にまとめていきます。

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問題

B問題

入力として文字列Sが与えられるので、Sの各文字を並び替えて得られる文字列S’のうち、辞書順で最小のものを出力する。

制約:Sは英小文字のみからなる長さ1以上2×105以下の文字列

問題ページ:B - Minimize Ordering

正解率

まだ公開されていないため、公開され次第載せます。

私の考え方

Sを受け取り、辞書順で単純に並び替えて出力します。

以下のように条件がありましたが、辞書順で出力するだけと考え、無視しました。

公式での考え方でも、無視して良い旨が書かれていたので、正しいと思います。

f:id:Blog_IT:20220306203017p:plain

私のソースコード

マージソートを使用しました。

マージソートのコードは以下のコードを参考にしました。

マージソートアルゴリズム(C言語で実装) - コードワールド

ちなみに、バブルソートにすると、TLEしますのでご注意を。

#include<stdio.h>
#include<string.h>
#include<stdlib.h>
 
void merge(char *str,char *tmpstr,int start,int mid,int end)
{
    int i=start,j=mid+1,k=start;
    while(i!=mid+1 && j!=end+1)
    {
        if(str[i] <= str[j])
        {
            tmpstr[k++] = str[i++];
        }
        else
        {
            tmpstr[k++] = str[j++];
        }
    }
    while(i != mid+1)
    {
        tmpstr[k++] = str[i++];
    }
    while(j != end+1)
    {
        tmpstr[k++] = str[j++];
    }
    for(i=start;i<=end;i++)
       str[i] = tmpstr[i];
}
 
void msort(char *str,char *tmpstr,int start,int end)
{
    int mid;
    if(start < end)
    {
        mid = start + (end - start)/2;
        msort(str,tmpstr,start,mid);
        msort(str,tmpstr,mid+1,end);
        merge(str,tmpstr,start,mid,end);
    }
}
 
int main(int argc,char *argv[])
{
    char str[200000];
    scanf("%s",str);
    char *tmpstr = NULL;
    tmpstr = malloc(strlen(str)*sizeof(char));
    msort(str,tmpstr,0,strlen(str)-1);
    printf("%s\n",str);
    free(tmpstr);  
}

公式の解説・考え方

以下を参照ください。

Editorial - AtCoder Beginner Contest 242

ちなみに、C++Pythonはもっとスマートなコードでした…。

Cでも、↓などはスマートなコードでした。

Submission #29866885 - AtCoder Beginner Contest 242

必要な知識

以下の知識が必要です。

※各項目をクリックすることで、該当の部分に飛べます。

scanfでの値の読み取る方法

if文の使い方

printfの使い方

for文の使い方

配列

関数の作り方と使い方

他に必要な知識

scanfで値を読み取る方法

今回は、整数なので、以下の様に読み取ります。

    int a;
scanf("%d",&a);

intは、型の種類の一つで、整数を取り扱います。

簡単に言うと、大きさが大きくない整数を取り扱える型です。

int型を、scanfで読み取るときの変換指定子は、dです。

変換指定子を簡単に言うと、整数を読み取るためのものです。

scanf自体は、scanf(”書式文字列”, &変数名1, &変数名2…)というふうに使用します。

書式文字列の中に、%dなどの変換指定子を書きます。

使い方は以下のような感じです。

int a;
scanf("%d",&a);

if文の使い方

過去に、if文について書いていた記事がありましたので、一部引用しました。

ifという文字通り、「~なら~する」という、条件で処理を実行するか否か決めることができます。

次のように使います。

if (条件式) 処理 ;

または、

if(条件式){
  処理;
}

です。

(引用元:C言語で最大値を求める - ハルの初心者プログラミング部

ただ、私の考え方で解く場合はelse ifの知識も必要です。

以下のように使用します。

ifは最初の1つだけ、elseも最後の1つだけですが、else ifは何回でも使用することができます。

    if(条件式){
        /*実行すること*/
    }
    else if(条件式){
        /*実行すること*/
    }
    else{
        /*実行すること*/
    }

printfの使い方

過去に、printfについて書いていた記事がありましたので、一部引用しました。

printfは、文字列を表示するための関数です。

普通は、以下のように、文字列を記述するのですが、今回は整数の計算結果を記述したいので、少し違う書き方になりましたね。

普通の文字列の場合

printf("tameshi");

整数の場合

printf("%d",sum);

このとき出てきた、%dのdが、変換指定子dです。

%d

printf内で使います。

整数を10進数で出力します。

int型に対応します。

使用例

printf("%d",10);

この場合、10と出力されます。

\n

printf内で使います。

改行を行います。

先程の変換指定子の前か後に記入します。

前に記入した場合は前が改行され、後ろに記入した場合は後ろが改行されます。

今回も、見やすく出力するために、使用しました。

printf("\n%d",sum);

こんな感じですね。

(引用元:C言語で合計値を求める - ハルの初心者プログラミング部

for文の使い方

同じ処理を繰り返したいときに使用する関数です。

似たような機能をもつ関数として、while文もありますが、今回は、省略します。

for文は、以下のように記述します。

for(初期値;繰り返し条件;変化式){
繰り返したい動作
}

今回はi=0から、i<5のときfor文の中身である足し算を繰り返すという処理を行いました。

より詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。

繰り返しを行う文 - 苦しんで覚えるC言語

配列

配列は、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、分かればそんなに難しくはありません。

たとえば、int a[5];と宣言された配列があるとすると、これは、aというタンスに、番号が振られた引き出しが5つあることを示しています。

また、int a[5];と宣言されているので、その引き出しには、int型のものしか入りません。

Aというタンス↓

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a[0]~a[4]と添字が書かれた配列が存在します。

int a[5];と宣言しているので、添字は0,1,2,3,4です。

5つの引き出しがありますが、a[5]という添字の入れ物は無いことに注意しましょう。

int a[5] = {1,2,3,4,5};と宣言した場合、a[0]には1が、a[1]には2が、といった感じでそれぞれ値が入っています。

ただし、AtCoderなど、入力する値がある場合は、{}のように事前に値を入れずに、以下のようにして配列を使うことが多いです。

事前に値を入れておくことを、初期化と言います。

    int a[5];
for(int i=0;i<5;i++){
scanf(“%d”,a[i]);
}

これはfor文でi、すなわち添字を0から4まで増やしていき、値を入れているということです。

この場合、入力が1 2 3 4 5とされていれば、値がそれぞれ入っていきます。

ただ、スペースが有る場合、scanfの%dの後ろにスペースを開けないといけませんのでご注意を。

配列について、もう少し詳しい説明が知りたい方は、以下のサイトがおすすめです。

配列の使い方 - 苦しんで覚えるC言語 [MMGames]

関数の作り方と使い方

今回のコードでは、関数というものを用いています。

普通のC言語のコードでは、int main(void)のみであると思いますが、今回は、関数を用いることで、コードをわかりやすくしています。

今回の問題では、距離を求めるための、int型を返す、dist_sqという関数と、YesかNoを判定する、solveという関数を用いています。

関数は、以下のような形で作ります。

たまに、型名をvoidとして、返り値が無いものもありますが、今回は、どちらも返り値があるものとなっています。

型名 関数名(引数1,引数2,....){
        /*処理*/
      return 型名の型の値;
}

他に必要な知識

他にも、今回は、以下のような知識を利用します。

  • while→for文と似たような感じだけど、終了条件をwhileの中に書けるので、今回はwhileを使用しています。
  • #include<string.h>、#include<stdlib.h>→includeすることによって、使うことができるようになるものが増えます。
  • ポインタ→C言語独自のもの。説明するとめっちゃ長くなるので、各自で調べていただけると良いと思います。

おすすめな記事

ABC238の、A,B,C問題の解説の記事もありますので、ぜひ読んでみてください。

blog-it.hatenablog.com

blog-it.hatenablog.com

blog-it.hatenablog.com

まとめ

いかがでしたか?

A問題はやっぱりそんなに難しくないですね。

\ほんとの初心者の方は、本で学ぶのもおすすめ!/

以下の記事でおすすめ本紹介しています!

blog-it.hatenablog.com

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