こんにちは、情報系大学生のハル(Blog_IT_haru)です。
今回は、C言語でのAtCoder Beginner Contest 244(ABC244)に参加したので、自分の復習を兼ねてまとめていきたいと思います。
なお、私は灰色coderで、まださほど参加したことがありません。
超初心者ですので、備忘録的にまとめていきます。
問題
入力として、長さ N の整数からなる数列 A=(A1,…,AN)が与えられる。
A1,…,ANに含まれない最小の非負整数を求め、出力する。
制約:1≤N≤2000、0≤Ai≤2000、入力は全て整数である。
問題ページ:B - Mex
正解率
まだ公開されていないため、公開され次第載せます。
私の考え方(AC取れず)
コンテスト中に、AC取れなかったので、コードは載せませんが、考え方のみ載せておきます。
※私の備忘録なため、公式の考え方を知りたい方は、飛ばしてくれて構いません。
配列aを入力として受け取り、整数を比べるため、for文で0~2000までの配列bを作る。
aをソートし、0を1つのみ残して、重複がある数字も削除する。
その後、bと比べて、該当する数を探す。
公式の解説・考え方
0,1,…,Nに整数はN+1個あるので、答えの上限はNであるため、ans=0,1,2,…,NについてA にansは含まれるか?という問題を順番に解いていき、最初に含まれない値が見つかった時、その値を答えとすれば良い。(Editorial - AtCoder Beginner Contest 245)
公式の考え方、C++のサンプルコードは、Editorial - AtCoder Beginner Contest 245からご確認ください。
以下は、サンプルコードを参考に、C言語でACをとったコードになります。
公式の考え方のコード
#include <stdio.h>
#include <stdbool.h>
typedef long long ll;
int main(void){
ll n;
scanf("%lld",&n);
ll a[n];
for(ll i=0;i<=n-1;i++) scanf("%lld",&a[i]);
for(ll ans=0;ans<=n;ans++){
bool ok=true;
for(ll i=0;i<=n-1;i++){
if(a[i]==ans) ok=false;
}
if(ok){
printf("%lld",ans);
return 0;
}
}
return 0;
}
必要な知識
以下の知識が必要です。
※各項目をクリックすることで、該当の部分に飛べます。
・配列
scanfで値を読み取る方法
整数の場合、以下の様に読み取ります。
int a;
scanf("%d",&a);
intは、型の種類の一つで、整数を取り扱います。
簡単に言うと、大きさが大きくない整数を取り扱える型です。
int型を、scanfで読み取るときの変換指定子は、dです。
変換指定子を簡単に言うと、整数を読み取るためのものです。
scanf自体は、scanf(”書式文字列”, &変数名1, &変数名2…)というふうに使用します。
書式文字列の中に、%dなどの変換指定子を書きます。
※今回は、long long型なので、%lldですね。
使い方は以下のような感じです。
long long a; scanf("%lld",&a);
if文の使い方
過去に、if文について書いていた記事がありましたので、一部引用しました。
ifという文字通り、「~なら~する」という、条件で処理を実行するか否か決めることができます。
次のように使います。
if (条件式) 処理 ;
または、
if(条件式){ 処理; }
です。
(引用元:C言語で最大値を求める - ハルの初心者プログラミング部)
ただ、私の考え方で解く場合はelse ifの知識も必要です。
以下のように使用します。
ifは最初の1つだけ、elseも最後の1つだけですが、else ifは何回でも使用することができます。
if(条件式){ /*実行すること*/ } else if(条件式){ /*実行すること*/ } else{ /*実行すること*/ }
printfの使い方
過去に、printfについて書いていた記事がありましたので、一部引用しました。
printfは、文字列を表示するための関数です。
普通は、以下のように、文字列を記述するのですが、今回は整数の計算結果を記述したいので、少し違う書き方になりましたね。
普通の文字列の場合
printf("tameshi");
整数の場合
printf("%d",sum);
このとき出てきた、%dのdが、変換指定子dです。
%d
printf内で使います。
整数を10進数で出力します。
int型に対応します。
使用例
printf("%d",10);
この場合、10と出力されます。
\n
printf内で使います。
改行を行います。
先程の変換指定子の前か後に記入します。
前に記入した場合は前が改行され、後ろに記入した場合は後ろが改行されます。
今回も、見やすく出力するために、使用しました。
printf("\n%d",sum);
こんな感じですね。
(引用元:C言語で合計値を求める - ハルの初心者プログラミング部)
for文の使い方
同じ処理を繰り返したいときに使用する関数です。
似たような機能をもつ関数として、while文もありますが、今回は、省略します。
for文は、以下のように記述します。
for(初期値;繰り返し条件;変化式){ 繰り返したい動作 }
今回はi=0から、i<5のときfor文の中身である足し算を繰り返すという処理を行いました。
より詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。
配列
配列は、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、分かればそんなに難しくはありません。
たとえば、int a[5];と宣言された配列があるとすると、これは、aというタンスに、番号が振られた引き出しが5つあることを示しています。
また、int a[5];と宣言されているので、その引き出しには、int型のものしか入りません。
Aというタンス↓
a[0]~a[4]と添字が書かれた配列が存在します。
int a[5];と宣言しているので、添字は0,1,2,3,4です。
5つの引き出しがありますが、a[5]という添字の入れ物は無いことに注意しましょう。
int a[5] = {1,2,3,4,5};と宣言した場合、a[0]には1が、a[1]には2が、といった感じでそれぞれ値が入っています。
ただし、AtCoderなど、入力する値がある場合は、{}のように事前に値を入れずに、以下のようにして配列を使うことが多いです。
事前に値を入れておくことを、初期化と言います。
int a[5];
for(int i=0;i<5;i++){
scanf(“%d”,a[i]);
}
これはfor文でi、すなわち添字を0から4まで増やしていき、値を入れているということです。
この場合、入力が1 2 3 4 5とされていれば、値がそれぞれ入っていきます。
ただ、スペースが有る場合、scanfの%dの後ろにスペースを開けないといけませんのでご注意を。
配列について、もう少し詳しい説明が知りたい方は、以下のサイトがおすすめです。
その他必要な知識
他にも、今回は、以下のような知識を利用します。
- long long→intより大きい値もOKなものです。
オーバーフローするほど大きい値を使っているときなどは、intだとだめなため、利用します。 - #include <stdbool.h>でincludeし、bool型を用いています。
boolは簡単にいうと、trueやfalseの型のものになります。
詳しく知りたい方は、以下のサイトがおすすめです。 - typedefは、既存のデータ型に新しい名前を付けるために用いています。
long longをいちいち書くのがめんどくさいので、llとしている、ということになりますね。
おすすめな記事
ABC238~245の、A,B,C問題の解説の記事もありますので、ぜひ読んでみてください。
※A問題のみやA問題とB問題のみの場合もあります。
まとめ
いかがでしたか?
B問題でしたが、少し複雑だったかな、という印象です。
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