こんにちは、情報系大学生のハル(Blog_IT_haru)です。
今回は、C言語でAtCoder(ABC238)に参加したので、自分の復習を兼ねてまとめていきたいと思います。
なお、私は灰色coderで、まだ3つしか参加したことが無く、しかも今回入れずに最後に参加したのは2年前です。
超初心者ですので、A問題しか解説は出来ないと思いますが、備忘録的にまとめていきます。
問題
2n>n2か?
制約:nは1以上109以下の整数
入力はnと与えられる。
2n>n2ならYesを、そうでないならNoを出力する。
参考元:Editorial - Monoxer Programming Contest 2022(AtCoder Beginner Contest 238)
正解率
灰コーダーの正解率もとても高いので、とても簡単な問題だったと思います。
灰コーダー正解率:92.2 %
茶コーダー正解率:98.1 %
緑コーダー正解率:97.1 %
私の考え方
私はとりあえず2nとn2を求めるという方向で考えました。
- 与えられたnを、まずscanfで読み取る。
- pow関数を用いて、2nとn2を求める。
- if関数で、2n>n2ならYesを、そうでないならNoをprintfで出力する。
私のソースコード
#include <stdio.h>
#include <math.h>
int main(void){
int n;
scanf("%d",&n);
double answer = pow(2,n);
int answer2 = n*n;
if(answer>answer2){
printf("Yes\n");
}
else if(answer<answer2){
printf("No\n");
}
else {
printf("No\n");
}
}
公式の解説・考え方
公式の解説は以下より確認できます。
Editorial - Monoxer Programming Contest 2022(AtCoder Beginner Contest 238)
公式では、数学の知識を用いていて、以下のように考えています。
『2≦n≦4のときはNo、そうでないとき答えはYesとなる。』
n=1のとき、2n>n2となりYesであり、2≦n≦4で2n≦n2となるのは、計算すれば明らかです。
また、n が 4 よりも大きい自然数のとき、2n>n2となることは、数学的帰納法により証明できます。
これについては、数学的帰納法(不等式)のページの例題2より解説がなされています。
公式の考え方で解くと、以下のような感じになると思います。
(私のやつよりスッキリしてますね笑)
公式の考え方のコード
#include <stdio.h>
int main(void){
int n;
scanf("%d",&n);
if(2<=n && n <=4){
printf("No\n");
}
else{
printf("Yes\n");
}
}
必要な知識
以下の知識が必要です。
※各項目をクリックすることで、該当の部分に飛べます。
- scanfでの値の読み取る方法
- if文の使い方
- printfの使い方
- powの使い方※公式の考え方では必要ありません。
scanfで値を読み取る方法
今回は、整数なので、以下の様に読み取ります。
int n; scanf("%d",&n);
intは、型の種類の一つで、整数を取り扱います。
int型のサイズは4バイトで、最大値は2147483647、最小値は-2147483648となります。printf関数などを使って出力表示する際の変換指定子はdになります。
引用元:
このとき出てきた、%dのdが、変換指定子dです。
簡単に言うと、整数を読み取るためのものです。
scanf自体は、scanf(”書式文字列”, &変数名1, &変数名2, ・・・)というふうに使用します。(引用:【C言語入門】scanfで数値、文字列の入力(sscanfの使い方も解説) | 侍エンジニアブログ)
書式文字列の中に、%dなどの変換指定子を書きます。
if文の使い方
過去に、if文について書いていた記事がありましたので、一部引用しました。
ifという文字通り、「~なら~する」という、条件で処理を実行するか否か決めることができます。
次のように使います。
または、
です。
ただ、私の考え方で解く場合はelse ifの知識も必要です。
以下のように使用します。
ifは最初の1つだけ、elseも最後の1つだけですが、else ifは何回でも使用することができます。
printfの使い方
過去に、printfについて書いていた記事がありましたので、一部引用しました。
printfは、文字列を表示するための関数です。
普通は、以下のように、文字列を記述するのですが、今回は整数の計算結果を記述したいので、少し違う書き方になりましたね。
普通の文字列の場合
整数の場合(今回)
このとき出てきた、%dのdが、変換指定子dです。
%d
printf内で使います。
整数を10進数で出力します。
int型に対応します。
使用例
この場合、10と出力されます。
\n
printf内で使います。
改行を行います。
先程の変換指定子の前か後に記入します。
前に記入した場合は前が改行され、後ろに記入した場合は後ろが開業されます。
今回も、見やすく出力するために、使用しました。
こんな感じですね。
powの使い方
公式の解き方では必要ありませんが、私の考え方で解くときは使います。
powは、累乗を求める関数で、以下のように、math.hをincludeする必要があります。
includeすれば、pow関数が使えるようになります。
とりあえずはそういうものだって思ってくれれば良いと思います。
#include <math.h>
pow関数は、戻り値、引数共にdouble型です。
2nを求める場合…↓
double answer = pow(2,n);
といった感じです。
pow(第1引数,第2引数)
powの引数は、第1引数が、基数(底)、第2引数が指数です。
double型とは??
8バイト、有効桁数16桁の倍精度浮動小数点実数で、int型では表現出来なかった小数点を含む数字も扱うことができます。
似た型として、float型が挙げられます。
ただし、float型は、4バイト、有効桁数7桁の単精度浮動小数点実数であり、double型のほうが、float型よりも、精度が高く表現することができます。
おすすめな記事
ABC238の、B問題とC問題の解説の記事もありますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、A問題のみでしたが、参考になってくれたら嬉しいです。
復習がし終わったら、B問題などもやるかもしれません!
\ほんとの初心者の方は、本で学ぶのもおすすめ!/
以下の記事でおすすめ本紹介しています!
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