こんにちは、情報系大学生のハル(Blog_IT_haru)です。
今回は、C言語でのデンソークリエイトプログラミングコンテスト2022(AtCoder Beginner Contest 239,ABC239)に参加したので、自分の復習を兼ねてまとめていきたいと思います。
なお、私は灰色coderで、まださほど参加したことがありません。
超初心者ですので、備忘録的にまとめていきます。
問題
入力として、x1,y1,x2,y2を受け取り、xy座標平面上の2つの格子点 (x1,y1),(x2,y2)からの距離がともに√5である格子点は存在するか?をYesかNoで出力する。
制約:x1,y1,x2,y2はそれぞれ、−109以上、109以下であり、すべて整数。
以下より問題が確認できます。
私の考え方
今回は、B問題の型でつまづき、A,B問題の2完だったため、私の考え方は省略します。
コンテスト終了後、公式の解説・考え方を参照し、解いたので、厳密には私の考え方でないためです。
公式の解説・考え方
今回、2つの格子点からの距離が、√5であるところのみで良いかつ、入力は、すべて整数であるため、(x1,y1)を中心とした4×4四方に含まれる点のみを調べれば良いです。
つまり、for文で、xを、x1-2以上x1+3未満まで、yをy1-2以上y1+3未満まで回せば良いことになります。
詳しくは、以下のURLよりご確認ください。
Editorial - Denso Create Programming Contest 2022(AtCoder Beginner Contest 239)
公式の考え方のコード
以下が公式の考え方でのコードになります。
公式の考え方では、C++なので、C言語ver.で、コードを書きました。
ACを取れていますので、ご安心ください。
#include <stdio.h> long long dist_sq(a,b,c,d){
return (a-c)*(a-c)+(b-d)*(b-d);
} long long solve(x1,y1,x2,y2){
for(int x=x1-2;x<x1+3;x++){
for(int y=y1-2;y<y1+3;y++){
if(dist_sq(x,y,x1,y1) == 5 && dist_sq(x,y,x2,y2)== 5){
return 1;
}
}
}
return 0;
} int main(void){
long long x1=0,y1=0,x2=0,y2=0;
scanf("%lld %lld %lld %lld",&x1,&y1,&x2,&y2);
if(solve(x1,y1,x2,y2)==0){
printf("No\n");
}
else if(solve(x1,y1,x2,y2)==1){
printf("Yes\n");
}
}
必要な知識
以下の知識が必要です。
※各項目をクリックすることで、該当の部分に飛べます。
scanfで値を読み取る方法
今回は、整数なので、以下の様に読み取ります。
int a;
scanf("%d",&a);
intは、型の種類の一つで、整数を取り扱います。
簡単に言うと、大きさが大きくない整数を取り扱える型です。
int型を、scanfで読み取るときの変換指定子は、dです。
変換指定子を簡単に言うと、整数を読み取るためのものです。
scanf自体は、scanf(”書式文字列”, &変数名1, &変数名2…)というふうに使用します。
書式文字列の中に、%dなどの変換指定子を書きます。
使い方は以下のような感じです。
int a; scanf("%d",&a);
if文の使い方
過去に、if文について書いていた記事がありましたので、一部引用しました。
ifという文字通り、「~なら~する」という、条件で処理を実行するか否か決めることができます。
次のように使います。
if (条件式) 処理 ;
または、
if(条件式){ 処理; }
です。
(引用元:C言語で最大値を求める - ハルの初心者プログラミング部)
ただ、私の考え方で解く場合はelse ifの知識も必要です。
以下のように使用します。
ifは最初の1つだけ、elseも最後の1つだけですが、else ifは何回でも使用することができます。
if(条件式){ /*実行すること*/ } else if(条件式){ /*実行すること*/ } else{ /*実行すること*/ }
printfの使い方
過去に、printfについて書いていた記事がありましたので、一部引用しました。
printfは、文字列を表示するための関数です。
普通は、以下のように、文字列を記述するのですが、今回は整数の計算結果を記述したいので、少し違う書き方になりましたね。
普通の文字列の場合
printf("tameshi");
整数の場合
printf("%d",sum);
このとき出てきた、%dのdが、変換指定子dです。
%d
printf内で使います。
整数を10進数で出力します。
int型に対応します。
使用例
printf("%d",10);
この場合、10と出力されます。
\n
printf内で使います。
改行を行います。
先程の変換指定子の前か後に記入します。
前に記入した場合は前が改行され、後ろに記入した場合は後ろが改行されます。
今回も、見やすく出力するために、使用しました。
printf("\n%d",sum);
こんな感じですね。
(引用元:C言語で合計値を求める - ハルの初心者プログラミング部)
for文の使い方
同じ処理を繰り返したいときに使用する関数です。
似たような機能をもつ関数として、while文もありますが、今回は、省略します。
for文は、以下のように記述します。
for(初期値;繰り返し条件;変化式){ 繰り返したい動作 }
今回はi=0から、i<5のときfor文の中身である足し算を繰り返すという処理を行いました。
より詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。
関数の作り方と使い方
今回のコードでは、関数というものを用いています。
普通のC言語のコードでは、int main(void)のみであると思いますが、今回は、関数を用いることで、コードをわかりやすくしています。
今回の問題では、距離を求めるための、int型を返す、dist_sqという関数と、YesかNoを判定する、solveという関数を用いています。
関数は、以下のような形で作ります。
たまに、型名をvoidとして、返り値が無いものもありますが、今回は、どちらも返り値があるものとなっています。
型名 関数名(引数1,引数2,....){
/*処理*/
return 型名の型の値;
}
おすすめな記事
ABC238の、A,B,C問題の解説の記事もありますので、ぜひ読んでみてください。
他にも、ABC239のA,B問題の解説記事もあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回のC問題は簡単であったと思います。
さほど難しい考え方は使わず、素直に考えればできたと思います。
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